カスタムiOSアプリでの認証を可能にするため、サーバー側にカスタムURLスキームを追加したい(インフラ管理者向け)

intdashサーバーに接続するiOSアプリを新たに開発する場合、そのアプリ用のカスタムURLスキームが必要です。カスタムURLスキームは、intdashサーバーへの認証の操作を行った後にアプリに遷移するために使われます。

カスタムURLスキームは、アプリ開発時にアプリ側に設定する必要があるとともに、intdashサーバー側にも登録する必要があります。

intdashサーバー側でのスキームの追加手順は以下のとおりです。

  1. SSH で intdash インスタンスに接続し、設定ファイルのディレクトリに移動します。

    # cd /etc/intdash
    
  2. テキストエディターで、認証関連の設定ファイルを開きます。

    # vi authd.conf
    
  3. [oauth2.default-client] セクションのsp-redirect-schemasにURLスキームを追加します。以下は、aptpod.example://...のようなURLのスキームを追加する例です。

    sp-redirect-schemas = [
          "aptpod.motion",
          ...,
          "aptpod.example" <---
        ]
    
  4. oauth2 関連のパラメーターをデータベースに反映させるため、以下のコマンドを実行します。

    # sudo -u intdash psql -d intdash-micro-auth -c 'DELETE FROM oauth2_client;'
    # sudo -u intdash authd db migrate -c /etc/intdash/authd.conf
    
  5. 設定を反映させるため、以下のコマンドで intdash-micro-auth サービスを再起動します。

    # systemctl restart intdash-micro-auth
    
  6. 再起動後、intdash-micro-auth が正常に起動していることを確認します。

    # systemctl status intdash-micro-auth
    

正常に動作していれば Active: active (running) と表示されます。

以上でサーバー側の設定は完了です。

スマートフォンアプリ側は、認証後にこの新しいURLスキームを使ってアプリに戻るように開発を行ってください。