intdashサーバーに接続するiOSアプリを新たに開発する場合、そのアプリ用のカスタムURLスキームが必要です。カスタムURLスキームは、intdashサーバーへの認証の操作を行った後にアプリに遷移するために使われます。
カスタムURLスキームは、アプリ開発時にアプリ側に設定する必要があるとともに、intdashサーバー側にも登録する必要があります。
intdashサーバー側でのスキームの追加手順は以下のとおりです。
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SSH で intdash インスタンスに接続し、設定ファイルのディレクトリに移動します。
# cd /etc/intdash
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テキストエディターで、認証関連の設定ファイルを開きます。
# vi authd.conf
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[oauth2.default-client] セクションの
sp-redirect-schemas
にURLスキームを追加します。以下は、aptpod.example://...
のようなURLのスキームを追加する例です。sp-redirect-schemas = [ "aptpod.motion", ..., "aptpod.example" <--- ]
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oauth2 関連のパラメーターをデータベースに反映させるため、以下のコマンドを実行します。
# sudo -u intdash psql -d intdash-micro-auth -c 'DELETE FROM oauth2_client;' # sudo -u intdash authd db migrate -c /etc/intdash/authd.conf
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設定を反映させるため、以下のコマンドで
intdash-micro-auth
サービスを再起動します。# systemctl restart intdash-micro-auth
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再起動後、intdash-micro-auth が正常に起動していることを確認します。
# systemctl status intdash-micro-auth
正常に動作していれば Active: active (running)
と表示されます。
以上でサーバー側の設定は完了です。
スマートフォンアプリ側は、認証後にこの新しいURLスキームを使ってアプリに戻るように開発を行ってください。