過去のH.264動画が再生できないので、動画データ保存先ディスク容量を増やしたい(インフラ管理者向け)

再生アプリケーションを適切に設定したにもかかわらず(Data Visualizerの場合であればData Settingsを設定し、ビジュアルパーツVideo Playerを使用している)過去のH.264動画が表示されない場合、サーバー側でディスクに空きがなく、再生用の動画データ(HLSセグメント)を保存できていない可能性があります。以下のガイドに従って保存先ディスクを確認して、空きがない場合は、HLSセグメントを保存するディスクの容量を増やしてください。

なお、動画データに欠損がある場合は、動画にノイズが発生したり再生が停止したりします。この場合は、データが完全にサーバーに回収され、かつその計測が終了ステータスになると、再度動画全体の変換が行われ、正しく再生されるようになります。

intdashサーバーに送信されたH.264動画データは、時系列データベースに保存されるとともに、mediadによりウェブブラウザーで再生可能な形式に変換され、HLSセグメントとしても保存されます。 HLSセグメントの保存先は、以下の例のように設定ファイルmediad.toml[MediaFilmed.Storage]セクションのtypeで設定されています。

[MediaFilmed]

  [MediaFilmed.Storage]
    type = "local"   <----

    [MediaFilmed.Storage.Local]
      base-dir = "/var/lib/intdash/media/hls"

    [MediaFilmed.Storage.S3]
      aws-access-key = "<AWS_ACCESS_KEY>"
      aws-secret-access-key = "<AWS_SECRET_ACCESS_KEY>"
      bucket-name = ""
      region = "ap-northeast-1"

typeの値は以下のいずれかです:

  • mediad-h264が動作するインスタンスのローカルディレクトリに保存する(local

  • Amazon S3に保存する(s3

HLSセグメントの保存先に空き容量がない場合は、保存先のディスク領域を増やしてください。